前回の記事では、陰陽論の一般的な内容や考え方に触れました。 そして今回は、その陰陽論が東洋医学において人体にどう応用されているかに触れていきます。 人体にも陰陽論を適用できる 陰陽論は、「この宇宙に存在するいかなるものでもみな、対立する『陰』…
陰陽論とは、「この宇宙に存在するいかなるものでもみな、対立する『陰』と『陽』の二つの面を持つ」という古代の哲学思想です。 動的なものを『陽』、静的なものを『陰』として捉え、万物を対立させて考えるのです。 陰陽は単独では存在せず、対立あるいは…
漢方は、古代中国で発達した医学が日本に伝わって、日本独自の発展を遂げてきました。 よって、日本漢方の考え方は、古代中国の思想や哲学を基本としています。 東洋医学では、「人間を自然の一部ととらえるとともに、自然の一部である人間の体も、自然と同…
突然ですが、「くすり」と聞いてみなさんはどういったものを何を思い浮かべますか? たいていの方は錠剤や粉薬、カプセルあたりを最初に思い浮かべるかと思います。 さらに考えていくと、座薬や湿布、軟膏、注射……、そして、漢方薬…。 もちろん、これらはす…
漢方を勉強しているとよく出てくるのが「未病」という言葉。これは一体何を意味するのでしょうか? 日本未病システム学会(https://www.j-mibyou.or.jp/mibyotowa.htm)ではこのように書かれています。 「自覚症状はないが検査では異常がある状態」もしくは…
みなさんは漢方薬に対してどのようなイメージを持っていますか? 体に優しそう、副作用がなさそう、といったプラスのイメージもあれば、一方で、あまり効き目がなさそう、効くまでに時間がかかる、といったマイナスのイメージもあるのではないかと思います。…
みなさん、初めまして! このブログの管理人のしめじねこと申します! このブログは、みなさんに少しでも漢方薬を身近に感じてもらえるよう、漢方薬のおもしろさや奥深さを分かりやすくお伝えすることを目的として開設しました。 さて、このページを開いてく…